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「ギフト選び担当者」が語る、上司・同僚へのギフト最適解はこれだ!

  • ケア
公開日2023.03.16
最終更新日2023.04.12
読み終わるまで5分

2023年2月に独自で実施した贈り物アンケートでは、「もらって嬉しいプレゼント」第1位は「健康家電」。次いで「グルメギフト」「美容家電・美顔器」がランクインしました(ドリームファクトリー社、2023年「母の日アンケート」)。この結果を知り、「意外だけどありがたい」と話すのは、会社でギフト選びを任されることが多いという30~40代の3人です。

会社の同僚や家族へのギフトは、喜ばれるものを選びたい!と思いながらもついつい“無難なもの”に着地してしまうことも多く、本当に喜ばれるものが何なのか知りたかったと言います。

Profile
プロフィール
西野 知佳
株式会社SRACreative

(株)SRACreative 広報・PR担当。「相談事は西野さんへ」と言われるほど、社員からの人望が厚い。フードギフトのカタログ製作に携わっている経験から、ギフト選びのシーンでは頼られることも多い。

倉田博之
株式会社TesTee マーケティング事業本部 本部長

(株)TesTeeの事業責任者。年齢を問わずに慕われているため、ギフト選び隊長として選抜されることが多い。社長が健康オタクで、自身も負けじと健康グッズを使っている。

中岡 美緒
株式会社SEVENRICH Accounting

セブンリッチ会計事務所の人事総務。すべての社員と接点があることから、社員の退職時のギフト選び担当はいつも中岡さん。

春は出会いと別れの季節。さらに5月には母の日があり、感謝の気持ちを伝えるためにギフトを贈る人も増えるのではないでしょうか。そんなときに頭を悩ませるのが、「なにをあげたら喜ばれるのか」。

特に上司や同僚、年の離れた相手の場合だと、ライフスタイルや好みがわからずに困ってしまうこともあるはずです。会社でギフト選びを任されることが多い3人にギフト選びについてお話を伺いました。

ギフト選びあるある”は、選ぶ側の自信のなさから来ている…!?

西野:私はフードギフトのカタログ製作に携わっているのですが、制作陣の中からよく上がる声は「これだったらいいだろう」みたいな無難なものに落ち着いてしまうということ。食べ物だったらよっぽど嫌いなものでない限りは食べて終わりにできてしまうので、どうしても選んでしまいがちですよね。

中岡:わかるなぁ。会計事務所は、インターン生やアルバイト生の卒業などもあり、3月に退職する人が多いんですよね。だから毎年この時期はギフト選びをしている気がするんだけど、プライベートでも仲が良い人ばかりじゃないから好みがわからないし、定年退職をする相手なんかだと年代も違いすぎて。去年は、必殺「ギフトカード」をやっちゃいました。

倉田:最終的にそうなっちゃう気持ち、すごくわかります。ついつい、邪魔にならないもの、後に残らないものを選んでしまうんですよね。選ぶ側としては失敗がなくて気が楽だけど、もらう側の気持ちを想像してみると「選ぶの面倒だったのかな」とか、ちょっと思っちゃうかも…(笑)。

西野:「消えモノを選ぶ」思考って、選ぶ側の自信のなさから来ている気がするんですよね。みんなからのプレゼントなのに失敗してしまったらどうしよう、欲しくないものを選んでしまったらどうしよう…って。その“自信のなさ”みたいなものが解消できれば、選ぶ側も楽しくなれるんですけどね。

中岡:そうそう。特に会社からの送別の品みたいなものだとみんなで買う分金額も大きくなるから、絶対に失敗したくない。1万~3万の金額感って日常的に買うものではないから、難易度も上がる感じがしますよね。

倉田:いろいろと難しいポイントがあるなかでも、僕が大切にしているのは「なぜそれを選んだか」を一言添えられるようなものを選ぶこと。たとえば何年か前、親しい友人に「三井の寿」という日本酒をあげたことがあります。というのも、友人はマンガ『スラムダンク』が大好きで。

そこに登場する三井寿というキャラクターの名前はこの日本酒が由来になっているという説があるんです。だから喜んでもらえると思って選んだんだよ、と伝えたらすごく喜んでくれたので、そういう風に「何か一言添えらえられる」っていうのはけっこう大事なんじゃないかと思いますね。

中岡:あげる側のエゴかもしれないけれど、ただ相手が喜んでくれるだけじゃなくて「あなたのことを想って選んだよ」っていうのが伝わってほしいと思っちゃうんですよね。でもやっぱり、自分たちの思いをちゃんと伝えられて、かつ受け取る側も喜ぶものって難しいんだよね…。

「もらって嬉しいものアンケート」1位は健康グッズ

西野:2023年2月に行われた母の日に関する調査によると、「もらって嬉しいもの」の1位は健康グッズだったそうです。個人的にはちょっと意外かも。

中岡:これ、面白いなと思ったのが「ほしいもの」ではなくて「もらって嬉しいもの」っていうところなんですよね。大人になると、本当にほしいものってある程度自分で買えてしまうじゃないですか。だからこそプレゼントは「自分で買うほど熱烈にではないけれど、あったらうれしいもの」が1番喜ばれたりしますよね。

西野:なるほど。言われてみれば、コスメとか美容系のグッズって、30代を超えると「あったら嬉しいもの」というよりは「生活必需品」になってきますよね。もらえるまで待っていられないというか…(笑)。自分で買わないからこそもらったら嬉しいっていうのはすごくわかる。

倉田:僕みたいに40代に突入したら、健康グッズっていくらあっても足りないくらいですからね(笑)!

中岡:しかも健康グッズってこんなにいろいろあるんですね。椅子に置くようなマッサージ機以外にものイメージしかなかったけど、コンパクトなものとか、ボール型とか、いろんなものがあるんですね。

倉田:特に最近では在宅勤務も増えて会社より長い時間ワークしているっていうじゃないですか。おぉ、これ、いいですね!目の周りを人の指で触られているような感じがします、新感覚ですね。デスクワークの人は絶対に目も疲れているはずだから、こういう目元ケアグッズは喜ばれそう。


中岡:たしかに良さそう!うちの会社は健康に気を付けている人が多いから運動とかマッサージをしたりしている人は多そうだけど、目回りまで気を使っている人は多くなさそうだよね。「健康オタク」の倉田さんの上司も、いろいろ健康グッズさすがに持ってないんじゃない(笑)?

西野:最近では特にこっちはすごく小さいけどマッサージガンなんですね。見かけによらずパワフルですごい。しかも充電はタイプCなんですね。専用の充電器が必要と言われると自宅に置きっぱなしになってしまいそうですが、会社のPCもタイプCだから、デスクに置いていつでも使えるようにしておきたいな。

西野:ほんとだ。しかもこれ、ゆっくりのモードにすると顔にも使えるらしいですよね。さっき「美容系の方が優先度が高い」みたいなことを言ったけど、これだと健康と美容どちらのシーンでも使えるから女性には特に喜ばれそう!

中岡:たしかに!わたしの上司は残念ながらあんまり健康意識が高くないから、まずは習慣をつけてもらいたいって意味で、電動フォームローラーを使ってストレッチとか始めてほしいな。それでいて、仕事しながら、テレビを見ながら足を乗せているだけでも効果がありそうだから、どんなシーンでも使えていいね。

カテゴリをあえて絞って、ギフト選びをもっと楽しく

西野:こうやって話してみると、誰に何が合いそうかがわかるのは、相手の生活を知っているからこそですよね。運動が好きだから、家族でシェアして使ってほしいから、こんな悩みを抱えているから…。大切なギフト選びだから失敗しないようにって身構えるよりも、普段のその人とのコミュニケーションを思い出して、顔を思い浮かべながら選ぶ方が、失敗は少ないのかも。

倉田:あとは、「健康グッズ」ってカテゴリが絞られることで、逆に選択肢が広がる感じもしますよね。

中岡:絞っているのに?

倉田:そうそう。カテゴリを絞らないと、あれも良さそうこれも良さそう、でもドンピシャなものはなくて結局ギフトカード!ってなってしまいがちじゃないですか。あえてカテゴリを絞ることで「その中でぴったりなものは何か」という視点になるから、これまで以上に相手のことをイメージして選ぶようになるし、ピンときやすいというか。

中岡:なるほどね。わたしは今回いろんな健康グッズを実際に触ってみて、自分が体験して良いと思ったものをギフトとして選びたいと思いました。最初に「自信がないから無難なものを選んでしまう」っていう話があったと思うけど、今回みたいに実際に触ってみて、「こんなときに使ってほしいな」と思い浮かべながら選べば自信を持てる。

西野:選択肢が無限にあるよりもそのほうがいいし、こうやって眺めてみると「健康グッズ」だけでいろんな種類がある。自由度の高さもある程度あると思うと、ギフト向きのカテゴリなんだなと思います。会社のメンバー何人かで電気屋さんに行って選んでみる、みたいにイベント化しても楽しいかもしれないですね。

インタビューを終えて

ギフト選びの機会が多いという皆さんのお悩みは、「そうそう!」と頷けるものばかり。しかし、悩みながらも、常に相手のことを想ってギフト選びをされている様子が伝わってきました。
実際に健康グッズを体験しながら皆さんの口から出るのも、「これは〇〇さんにいいかも」「これだったら〇〇さんだなぁ」という言葉。結局のところ、ギフト選びに大切なのは、相手との日ごろのコミュニケーションと選びながらどれだけその人のことを想えるか、なのかもしれません。

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