腸は「第2の脳」と⾔われ、腸が健康だと、便通、ダイエット、肌、メンタルヘルス、免疫⼒向上と様々な機能が改善されると⾔われています。しかし現代⼈は不規則な⽣活、栄養の偏りがある⾷事の乱れにより悪⽟菌が増え腸内フローラが乱れがちです。
腸内環境を整えるのに⼤切な善⽟菌が占める割合を増やすことが重要です。
善⽟菌のエサとなる⾷材を多く摂るように⼼がけましょう。
発酵⾷品、ヨーグルト、納⾖、キムチ、味噌、チーズ
オリゴ糖、野菜類(ごぼう、ねぎ、にんにく、アスパラガス)、果物(バナナ) ⾖類(⼤⾖)
野菜類(ごぼう、にんじん、芽キャベツ、おくら、ブロッコリー、ほうれん草) ⾖類(納⾖)、いも類(さといも、こんにゃく) 海藻・きのこ類果物
※⾷物繊維は、便をやわらかくしたい場合は「⽔溶性」、便の量を増やすことで腸を動かしたい場合は「不溶性」が効果的です。
運動不⾜は、⼼⾝のバランスが崩れやすくなります。また、便秘解消や腸活をするには、⾷べ物に気をつけるだけでなく、⾝体を動かして⾝体の外側からも腸に刺激を与え、腸を活発に動かすことが⼤切です。
⽇本⼈の睡眠時間は世界で最も少ないと⾔われています。睡眠不⾜は⽇中の眠気や意欲低下・記憶⼒減退など⾝体の疲労と精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や⾃律神経機能にも⼤きな影響を及ぼします。腸と神経は密接に関わっているので普段から規則正しい⽣活を⼼がけて睡眠時間をしっかりとり⾃律神経を整える習慣をつけましょう。
働きすぎ、TVやスマホをみたりすることで起こる眼精疲労など、現代⼈は忙しくストレス社会のなかで暮らしていることで交感神経が優位になりがちです。副交感神経が優位になると腸の動きも活発になると⾔われています。無意識にストレスを感じていることもあるので、⽣活のなかに積極的に気分転換に好きなことしたり、リラックスする時間を持ちましょう。
福岡⼤学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、⼤学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の⼯藤内科で地域医療を⾏っている。2017年よりスマホ診療を導⼊し全国規模での診療も⾏っている。⽇本内科学会、⽇本糖尿病学会、⽇本⾼⾎圧学会、⽇本甲状腺学会、⽇本東洋医学会、⼩児慢性疾病指定医。